先日のメールマガジンでも触れましたが、種の90%を輸入している日本では、現在78%ある野菜の自給率も種の輸入が止まれば10%程度にまで落ちるという指摘があります。さらに、肥料の自給率は0%、実質自給率は0%とも言える可能性さえあるというまさに薄氷の上にいる状態です。

こういった事実からも、世界ではもちろん日本でも食料安全保障という問題がにわかに大きくなってきています。

食と農をアグリテインメントし誰もが安全安心な食と農にアクセスできる持続可能な世界を目指すプランティオとしては、この食料安全保障という問題にも「たのしさ」からアプローチしたいと強く考えていました。

ここでポイントになってくるのが「種」です。

市場に出回っているF1種子は毎年種を購入する必要があり、持続可能とは言えません。固定種、在来種といった「種」で野菜をたのしく育て、種を取り、未来に繋げる、これが持続可能な世界の根幹になります。

私たちは、アグリテインメントの根幹を担う「種」をgrowへ供給いただける種苗会社様との連携を模索していました。

そしてついに、同じ目的を持つ「アサヒ農園」さんとの事業連携が実現しようとしています。

今回は、そんなアサヒ農園さんと我々が連携し、どんな未来を考えているか、それをお伝えするメールマガジンです。

このメールマガジンをお届けしている1月27日は、七十二候で言う

「水沢腹堅」（さわみずこおりつめる）にあたり、一年で最も寒い時期と言われています。

しかし、一週間もすると

「東風解凍」（はるかぜこおりをとく）

になり、春の始まりを知らせる七十二候の最初の候目です。

各農園でも、農園をご利用のみなさんは「春夏に何を植えるか」という計画を立て始めています。

私たちも来たる春に向けて、アサヒ農園さんとの事業連携という新しい一歩を踏み出しました。

いよいよやってくる春に向けて、みなさんと一緒に楽しく、持続可能な社会を作り上げていければと心も新たに歩み出したいと思います。

文末に、2月2日にアサヒ農園さんと共催するオンラインイベント「種とは」についても記載しておりますので、春に向けて種について改めてお知りになりたいという方はぜひご一読ください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

■アサヒ農園さんについて

会社名：株式会社アサヒ農園
事業所所在地：愛知県稲沢市祖父江町祖父江高熊124
事業内容：創業明治１２年以来、日本の食文化と新たな野菜の価値観を創造すべく、野菜の品種改良、研究・開発・販売を行っており、また伝統野菜などの在来種の種を多く保有し各種苗メーカーにも提供する種苗メーカー。また、商社としての機能を備えており、日本全国・また世界各国の種苗会社とも取引がある。
URL：https://www.asahi-noen.co.jp

■オンラインイベント「種とは」

開催日時：

2023/2/2(木)

18時〜

参加料金：

500円

ご参加ご希望される方は、下記の「イベント申込はこちら」をクリックください。

みなさんのご参加を心からお待ちしております。