武蔵塗料は、持続可能なものづくりの実現を目指し、「藻類(そうるい)」を活用した新たな塗料開発に取り組んでいます。
2025年2月、東京大学で開催された「共生型新産業創出コロキウム」にて、武蔵塗料の代表取締役社長・福井裕美子が登壇し、「藻類を活用した塗料の未来を描く」をテーマに特別講義を行いました。
持続可能なものづくりへの関心が高まり、化石資源への依存を軽減する動きが広がる中、武蔵塗料は藻類を活用した塗料開発の可能性に着目し、バイオテクノロジー企業「ちとせグループ」と連携し研究を進めています。藻類は植物と同様にCO₂を吸収しながら成長し、油脂を生成するため、環境負荷を低減する資源として期待されています。また、化石資源の枯渇が懸念される中、持続可能な代替素材としての可能性も注目されています。
福井は特別講義で、この革新的な技術を塗料に応用し、脱炭素社会への貢献を目指した製品の実用化に取り組んでいることを語りました。
この取り組みに至るまでには、福井自身の経験と、ちとせグループ代表・藤田氏との出会いがありました。