★会員サロンより
池上さんの登場イベントに2つも足を運んだメンバー、ゆっきさんが、その日記をサロンにアップしています。情景が目に浮かぶような素敵なレポートを、一部抜粋して掲載します!
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●3月1日 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 公開講演会 池上彰先生「私の実践的リベラルアーツ論 ~伝えたい、大切な学びの世界」
なぜ東工大での教職を引き受けたのか、御自身の「鬼教授ぶり」(約三割の受講学生が落第なのだそうです)、学生達の討論の様子などに触れられて会場が和んだ後、「そもそもリベラルアーツとは何か」についてお話がありました。
リベラルアーツとは・・・言ってみれば「人間が自由になるための学問です」とのこと。
ちなみに辞書などによると、起源は奴隷制のあった古代ギリシャやローマ。「人を自由にする、(奴隷ではなく)自由人になるために必要な」学問として始まったものだとか。
すぐに役立つノウハウではなく、人間としての生きる力を強化する、「人間としての根っこを太くしよう(東工大リベラルアーツセンターのホームページより)」という学問。
難題山積みの社会で、具体的に課題を見出し、解決していく底力を育てよう、ということだな、と理解しています。
池上さんご自身がそうした基礎的「学び」の大切さ、楽しさを体現なさっているような方ですし、講演に集まった方々も、また本サロンの方々も、同じようにリベラルアーツの大切さ、楽しさを理解し、実践されている方々ばかりだと思います。
会場は、「うんうん」と大きく頷きながら聴く方々でいっぱいでした。
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●3月9日「突破する教育 世界の現場から、日本へのヒント」刊行記念 池上彰・増田ユリヤ トークショー&サイン会(三省堂書店本店/東京)
「何も打ち合わせしてないので、どうしますかねぇ」なんておっしゃる池上さん・・・いえいえ、そんなはずはない!いつも通り歯切れよくわかりやすく話が進み、本当にあっという間の1時間でした。
増田さんも、さすがプロのリポーターですから、お話が上手で声もステキ。華奢でとてもお綺麗な方でしたよ~(#^.^#)
当日のトピックをひとつご紹介しますね。
OECD(経済開発協力機構)のPISA(学力到達度調査)や、大人を対象としたPIAAC(国際成人力調査)の問題例やランキングなどが紹介されました。
「学力低下」「教育再生」「ゆとりの弊害」などとも言われる日本の教育ですが、実は世界トップレベルであること、池上さんはテレビ等でもよく解説なさってますね。確かに、私達はもっと自信を持ってもいい。
一方、社会では「グローバル化」が進み、異文化の人達とのかかわりがグッと身近になりました。経済が成熟し、がむしゃらな大量生産では立ち行かなくなり、したたかな成長戦略や革新が求められるようになりました。そんな中で求められる人材、能力とは? そのヒントが、OECDのテストから見えてきます---
例えば、公共の物への落書きについての異なる2つの意見が提示され、「どちらに賛成か、自分の言葉で、三文で答えなさい」と言う問題。 「正解か不正解かを選ぶ知識」だけでなく、答えがひとつでない問題に取り組み、「自分なりの考えを持ち、それを自分の言葉で伝える」コミュニケーション能力が問われる時代になった、少なくとも先進国は、そういう能力を重視するよ、というメッセージとも受け取れる・・・PISAやPIAACから読み取れる現代社会の側面です。
↑このようなテレビさながらの池上解説を生で聴けて、私は感激だったのでありました(ToT)
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スペースの都合で全文は載せられませんが、どちらも力作です!ファンにとっては嬉しい池上さんのエピソードも満載ですので、ぜひサロンにてチェックしてくださいね。
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