ダーウィンギツネは、その名の通り「チャールズ・ダーウィン」によって1834年に発見され、名付けられました。
チリにだけ住んでいる、チリの固有種です。
ダーウィンは、彼らを発見した時に自分の名前をとって「ダーウィンギツネ」と命名しましたが、後に研究をした結果、キツネではないと分かったという話があります。
それでも、ダーウィンが「キツネ」と言うのなら、オオカミだろうと「キツネ」なのです。
彼らが絶滅危惧種になってしまった原因としては、
・光沢のある上質な毛皮を目的として狩られてしまうこと
・伝染病にかかって死亡してしまうこと
・さらにはその伝染病を家畜にうつされることを恐れた農家などによって撃たれてしまうこと
などによるものだと考えられています。
チリでは、ダーウィンギツネを守るために生活環境を整えたり、ワクチンを打つなどの保護活動が進められています。
2021年には、639匹の大人のダーウィンギツネが確認されています。保護活動により今のところ数は安定しているようですが、いまだに絶滅の危機にさらされています。