対面レッスン再開後の先生方から一部このような声が届いています。
●画面越しに見えていた子供達がほぼ全員戻ってくれて安堵した(生徒の髪が伸びていたり、背が伸びていたり、画面であまり気が付かなかったこともたくさんあって早速その変化を英語でやりとり)。
●生徒たちが緊張を強いられているので、コロナ対策の掃除だけでなく、掲示物や3密対策、レイアウトの見直しをして、もっと居心地の良い&学びやすい空間にしたいと思った。
●生徒と同じ空間にいる心地よさを実感。レッスンのどうってことないような時間に楽しさを感じる(生徒の様子を見ていないようで目や耳で何気にキャッチしていることに気が付く)。
●2か月間オンラインレッスンを頑張った絆があって、オンラインレッスン時のルーティンの英語を言う動作の癖がついていて、生徒達が教室でもやっていた。
一方で、今後も6月末までは引き続きオンラインレッスン というスクールも少なくありません。
【オンラインレッスンの利点(一部)】
- 保護者の送り迎えが不要 (→保護者が協力的になってくれる)
- 外出先や、ほんの少し微熱がある時も受けられるので月謝が無駄にならない
- 録画できるので、復習や保護者への連絡に使える
- 日本語のお喋りが4-5割以上減る
- バーチャル画像の機能で英語のリアルなやりとりができる
- 共同ホストを使うと、双方が画面を動かせる(→2校の合同レッスンも可能)
オンラインレッスンを部分的におこなっている方の声:
○子供達が通う中学で「今の英語力を見るため」と、登校初日に単語の試験があった (→出来に愕然!!)1か月休むといろいろ忘れてしまっていて学びを止めたツケを痛感。 個々の力を引き上げるプライベートレッスン(25分)を導入。
○フォニックスや発音はマスクを外してやっているけれど、破裂音などもあるので、飛沫が飛ばないように、部分的にオンラインレッスンで続行することにしました。
○オンラインレッスンの操作を忘れないために、なぞりワークやWritingは自習時間としてZoomでつながっておいて、同じ時間に友達と学べるようにしました。(自習&友達とのお喋りタイム)
○学校の保護者会もオンラインとなり、保護者宅のパソコン環境も急速に良くなってきたので希望者の生徒には個人で繋がってじっくり1人ずつ会話を引き出しています。
○オンラインレッスン導入で保護者の方々に大変協力して頂いたことがきっかけで、テーマを決めて子供達の写真を予め各保護者からもらい、画面共有して見せて英語でQAすると、子供達が写真をガン見(笑)、あ、自分だ…と盛り上がります。QAタイムの英語は通常レッスンだと周りと協調しようとする時があるので、オンラインの方が英語の発話が多いかも。
別の角度から、3か月のオンラインレッスンでこんな声も聞こえてきました・・・。
■保護者の本音
本当は先生に宿題を見てほしい
「学校からの大量の宿題の場合は、解答が配られて親が丸付けをするんですが、学年があがり新年度から担任の先生が代わるため提出しなくてよくなり、子供達は途端にやる気が失せてしまいました。英会話の方は毎回先生から花丸やシールをもらえるので、先生に見てもらいたくて進んでやっています」
教材が全て画面内で完結
「(ある大手英語学校で)教材がほとんどデジタル化され、子供達がレッスン中にずっとモニターを見ている状況だった。体験レッスンに参加したけれど、これなら家でYouTubeを見せて勉強させるのと変わらない(ので退会します)といわれた。デジタル教材もいいですが、本のテキスト、カードや教具、ワークシートもあった方が良い、ツールはデジタルだけ、でない方が良いです」
■先生の気づき
大人数の幼児クラス:一斉授業の落とし穴?
・How are you? に対しI’m fine, thank you. (幼児クラスはI'm happy.)と全員が言う
・What day is it today?に対しSunday, Monday..と唱えてから答える(けど結局間違う)
・英語の絵本を読むことはできるけれど、意味が分かっていない
(フォニックスで読めているだけで語彙がインプットできていない)
・文字のないリスニングを難しく感じる(文字がないと不安/文字に頼りすぎる)
オンラインレッスンになって保護者が授業を見ることになって、大人数のグループレッスンを見直さなくては、と思いました(-_-;)
【もはや英語レッスンは週1ではない!?】
この春のイベントで、「結局週1回のレッスンでは英語がペラペラになるのは無理ですよね」と、ある先生に聞かれた時、プレゼンターのケリン先生は、「ぼくは人間は可能性が無限にあると思っているので、無理とは言いたくない。まず、ペラペラという言葉の意味として、native並みに、というならそれは難しいと思うけれど、時間をうまく使い(時間の制約が最も大きい問題)、子供達のやる気や達成感をうまく継続させて、英語が常に日常の中にあるようにすれば、可能ではあると思う。簡単なことではないけれど」と仰っていました。
その言葉の通り、コロナ後は、週1だから仕方ない、の固定観念から脱却し、週1+α の工夫をすることで英語力があがることを実感している方が増えています!
■Afterコロナの英語レッスン例
- グループレッスン:発話重視。グループ内の各自の役割を意識させ,貢献した感=達成感へ。
- プライベートレッスン導入:個々の力を引き上げる、苦手な部分の克服→安心感、自信へ。
- 先生と繋がる頻度を少し増やす:すきま時間を使ってオンラインで繋がって、 自習&質問タイム
- おうち英語:家でやる=宿題ではなく、「これ、おうちで見ておいてね」の気楽さでサクサクできるもの。
その他、実際におこなっているという認定校からの声もご紹介します。
・外国人の先生と月に1,2度Speaking に特化したレッスンを希望者に提供
・週末に20分の質問タイム&音読発表。子供の学びたい気もちに答えて期間限定で。
(予約制で先着順。先生をその時間は独り占めできる)
・自学自習タイムを作って、英語に関係なくオンラインでつながることが当たり前の感覚にしておく(先生ありの時間と、先生ナシの時間を意図的に作ることも)