《クラシックステージ》指揮者:木許裕介
スッペ:喜歌劇「軽騎兵」より序曲
レハール:喜歌劇「メリーウィドウ」よりワルツ「舞踏会の妖精」
プッチーニ:弦楽四重奏「菊」
武満徹:映画「他人の顔」よりワルツ(「三つの映画音楽」より)
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
ラヴェル:亡き王女へのパヴァーヌ
エドゥアルド・シュトラウス:カルメン・カドリーユ
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」より第三幕への間奏曲
シュトラウス2世:歌劇「騎士パズマン」よりチャルダーシュ
震災から丸10年が経ちました。
コロナウイルスの影響で、未曾有の事態となった今、報道は格段に少なくなってしまいました。
初めて石巻市の体育館で演奏をした時、奏者は30名近く、観客は7名。
それでもこんな時だからこそ音楽を楽しみたい、音楽に救われているんだと言ってくださる方がいました。
その1人のために、私たちはいつも演奏を届けなければいけない。そう改めて認識することができました。
この年、未だに瓦礫の残る海岸線に、誰も言葉を発することができなかったことを今でも鮮明に覚えています。
老人ホームで出会った、津波で流された孫に似ていると涙された方を思い出すと、胸が詰まりました。
入場料全額寄付の演奏会はこの年から始まっています。
「今」できる限りのことをする。
みなさまに「気楽に」楽しんでいただける演奏をお届けする。
そのために、commodoは活動をつづけてまいりました。
今、コロナ禍においてまた以前のように音楽を楽しむ機会が少なくなってしまった中で、それでも私たちは目の前に1人でも楽しみにしてくれている方がいる限り、少しでも力になれる方法がある限り、全力で楽しんで、演奏をしたいと考え、開催を決意いたしました。
普段より広い会場で客席を十分あけながら、換気のため短い曲をたくさん演奏させていただきます。
また、今年は「震災から10年、未来につなぐ」のコンセプトのもと、commodo創設時に共に石巻で演奏を行って以来、2016年まで当団指揮者を務めた『木許裕介』氏を特別客演指揮者に迎え、現指揮者であり、当時のホルン奏者である『中川真文』氏とともにポップス&クラシックステージをお送りいたします。
配信については検討中ではございますが、今少しでも楽しみが欲しい、という方はお気軽に足をお運びください。
感染対策を十分にとったうえで、お待ちしております。
【感染防止のためのご協力のお願い】
≪ご来場前に≫
・下記の場合、ご来場をお控えいただくようお願いいたします。
(1)発熱(平熱より1℃以上、もしくは37.5℃以上)、咳、呼吸困難、全身の倦怠感、のどの痛み、鼻水・鼻づまり、味覚・嗅覚の異常、関節痛・筋肉痛、下痢、吐き気・嘔吐の症状
(2)公演前の14日間に、海外から日本に入国された方。
(3)新型コロナウイルス感染症陽性・濃厚接触者とされた方との濃厚接触がある場合。
≪会場にて≫
・マスクを着用していない場合、ご入場をお断りする場合がございます。
・万が一新型コロナウイルスに感染された方がご観劇された場合に、同一公演のその他のお客様に対して確実に連絡が取れるよう、必要事項のご登録をお願いいたします。
・咳をする場合には、腕で口を覆う「咳エチケット」にご協力をお願いいたします。
・入場口、ロビーおよびお手洗いに、消毒液をご用意しております。手洗いの徹底と消毒液のご利用をお願いいたします。
・パンフレット・その他配布物は、お客様ご自身でお取りいただけるようお願いいたします。
・
劇場内でのお食事は、ロビー・客席ともにお控えください。
・お手洗いにはご自身のハンカチをご持参ください。
・換気の機会を増やすことにより、劇場内の冷暖房効果が損なわれる恐れがございますので、お客様ご自身で体温調整のできる服装でお越しくださいますよう、お願い申し上げます。
・クロークでの手荷物のお預かりは中止させていただきます。
・出演者へのプレゼントやお手紙、お花やお菓子の差し入れ等は、辞退させていただきます。
・終演後はロビーでのお待ち合わせは避け、速やかにご退場いただくようお願いいたします。
・終演後、お帰りの混雑を避けるため、お席の番号ごとに順次ご退場いただく場合がございます。
・公演前および公演後の交通機関・飲食店などの分散利用にご協力をお願いいたします。
≪その他≫
・衛生対策に配慮したうえで、演目の一部を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
・お客様対応におきまして、マスク・手袋の着用、消毒の徹底など感染防止に努めます。
【特別客演指揮者】
木許裕介/Yusuke KIMOTO
2018年、BMW国際指揮コンクール(ポルトガル)にて日本人初の第1位優勝。
「知性と感性の矛盾なき融合。彼が指揮すればオーケストラが色彩と詩情にあふれる」と評され、世界各地の音楽祭から多数招聘される若手指揮者。
国内では一般社団法人エル・システマジャパン客演指揮者、日本海フェスティヴァルオーケストラ芸術監督、日本ヴィラ=ロボス協会会長、東京芸術劇場ウインド・オーケストラ・アカデミーキュレーターなどを務める。commodoでは 2012年から2016年まで指揮者を務め、今回は5年ぶりかつ通算10回目の共演となる。