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こんにちは。
エグゼクティブコーチ/組織開発・経営コンサルタントのリブリス代表三上薫です。
先週金曜日は、「プレミアムフライデー」の実施開始日でしたね。
この制度に対する評価は様々あるかと思いますが、何らかの形で社会にメッセージを出すことは必要なのでしょう。
最近、ようやく日本でも議論が活発化しつつある「働き方改革」。
実質的にはそれと一体のテーマである「女性活躍推進」や「教育改革」ともあわせて、はるか先を行くオランダ(私の留学先でした)や北欧諸国等に比べると、四半世紀ほど遅いスタートといえます。
それでもなお、「残業100時間程度で過労だなんて甘い」また「長時間働きたい人もいるのに妨げるな」といった抵抗はいまだに強いようで、本当に抜本的な改革に至るのかどうか、疑問も残るところです。
ちなみに、先行しているオランダは、かつては“オランダ病”という言葉があるほど危機的な状態だったところから、近年では「年間の平均労働時間の最も短い国」(OECD加盟国中)でありながら、国際競争力ランキング4位(日本8位)、かつ、世界幸福度ランキングでは7位(日本53位)となっています。
国によって状況は異なるとはいえ、このような事例を見るに、改革を進めない合理的な理由はないはず。
それにも関わらず、日本ではなぜ、これほどに根強い抵抗があるのか、そして、効果的な解決策にはどのようなものがあり得るのか。
今回は、【ハイパフォーマーにこそ必要な「働き方改革」の“秘策”】と題して、上記の問いについて私なりの仮説を立ててみたいと思います。
先日、ダイアモンド・オンラインで読んだ、宇宙飛行士・山崎直子さんのインタビューの中に、非常に印象的なエピソードが紹介されていました。
山崎さんの所属していたチームの船長は、海軍出身の屈強な男性でしたが、キャンプで体力トレーニングをしている際などには、真っ先に「疲れた!」「休みたい」と言い出すのだそうです。
自分がチームの誰よりも体力で勝っていることを自覚しているからこそ、あえて率先してそのような行動を取ることで、他のメンバーが本音を出しやすい場を創っていたのです。
宇宙船という、限られた空間・時間の中で最大の成果を出すためには、トップダウンの一方通行ではなく、各メンバーがリーダーになれるような柔軟なチームにした方が無駄がない、という合理的な判断からです。
さて、この事例から、どんなことが読み取れるでしょうか?
「成果を出すためには、長時間労働が必須」
体力に自信があり、(まだ)身体を壊したことのない“ハイパフォーマー”のリーダーやマネジャーには、このような信念を金科玉条のごとく掲げている方が多くみられます。
おそらく、過去に個人プレーヤーとして身を置いていた、競争的な環境に最適化した結果なのでしょう。
ここで留意が必要なのは、リーダーやマネジャーとなったとき、それは大きな盲点になり得るということです。
その盲点とは、
「自らの働き方や言動が、部下やチーム全体に与えている“負の影響”に、気付けない」
ということです。
もし、前出の海軍出身の宇宙船船長が、「自分について来られない奴は、宇宙飛行士失格だ」というポリシーを持っていたら、チームはどうなっていたでしょうか?
おそらくは、同じようにマッチョな軍出身者(あるいは、同等の身体的性質を兼ね備えた人物)で、その方針に疑問を持たないメンバー以外は、何らかの形で淘汰される結果になっていたのではないでしょうか。
一見、極端な例に思えるかもしれませんが、多くの企業で起きていることも、構造は同じです。
実際に、私自身が間近に見てきた前職の上司や、クライアントの経営者の方などにも、無自覚のうちにこのパターンにはまり、“クラッシャー上司”になってしまっているケースが多々ありました。
ご本人としては、「良かれと思って」やっているので、部下が次々と病んだり、辞めていったりしても、その原因を自分が作っている可能性には、なかなか気付けないのです。
それでは、どうすればよいか?というと・・・
体力自慢のハイパフォーマーほど、意識してスペース(余白または遊びともいう)を持ち続けることが必要なのです。
「せっかく頑張ってフル稼働しているのに、あえてスペースを設けるなんて、無駄じゃないか?」と思われるかもしれませんが、そこには重要な意味があります。
まずは、自分を振り返り、全体最適を考え、他者を慮ることができる余裕を持つためであり、
さらに、予測不能な事態にも適時に対処できるような態勢を取ることであり、
もっといえば、自らとチームの中に眠っている創造性を開花させるためでもあります。
そうはいっても・・・
これまで長年かけて培ってきた“必勝パターン”を、自分で変えるのは非常に難しいことですね。
多くの人は、不慮の病気や事故などという形で、強制的に軌道修正させられる事態になるまで、変われなかったりします。
(私自身もかつてそうでした)
そこで・・・
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私の10年間に渡るコーチング研究の末に行き着いた、最も短時間で効果の出る単発プログラムとなっています。
これまで受けていただいた“ハイパフォーマー”のクライアントさんが、どんどん楽に進化し、これまで眠らせていた才能を開花させていくのを見て、改めて、人間が創り出せる可能性の大きさに感嘆を覚えているところです。
自分でも思ってもいなかった創造性を発見してみたい方には、ぜひおすすめしたい内容です。
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