◆温熱性能を求める
家に性能を求める場合の依頼先は、意外に簡単に見分けがつきます。
高断熱高気密などの温熱性能を求めるならば、その造り手が発信している内容をしっかりと見て下さい。
気密測定や外皮計算値(UA値やηA値)、施工途中の気密作業、断熱作業を堂々と公開されていて、重要なポイントの解説もしっかりされているでしょうし、何故高断熱高気密にしないといけないのか?と言った説明も明快にしてくれると思います。
一方で看板だけで高気密高断熱を謳っている造り手の場合は、殆ど内容が無い資料で説明も結構あやふやだったりします。何故、このような造り手が居るかと言うと、2020年の義務化を前にして止むを得なく取り組んでいるふりをしているだけだからです。
最も、2020年の省エネ住宅義務化の国の動きにやや変動があり、どうも中途半端な方向に向きそうでもあります。
◆耐震性能を求める
近頃の地震や自然災害は益々、大きくなりつつあります。
そんな中で、どのように耐震性を高めるか、こと新築のお住まいに限ってはよほど窓ばかりの木造住宅でない限り比較的、性能を高めることは容易です。
但し、新築住宅に限っての話です。
先ほど耐震性能を高めることは容易です、と書きましたがあくまでも性能を高めるために考えた方法がきちんと現場で反映されていることが条件ですので、知識を持った人に現場を確認して貰う必要があります。
既に建っている建物の耐震性を高めるには基礎まで含めた検討となりますので、ハードルが上がります。コストとのバランスもあるため、どこまで性能を上げるのかを確認する必要がありますので、知識を持った方人とご予算も絡めた打合せをして下さい。
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