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金属同士が擦れあうエンジン内部は、
金属摩耗を完全に回避することはできません。
エンジン内部に循環するエンジンオイルは、
金属同士の直接的な接触を低減し、
摩耗を抑制する重要な役割を担います。
一番摩耗が起きるのは、
冷間始動(コールドスタート)時です。
エンジンオイルが
オイルポンプで吸い上げられ、
エンジン各部に行き渡り、
油圧が安定するまで
早くても数秒は掛かります。
また、エンジンの各パーツは
安定温度でクリアランスが
適正になるような形状
(熱膨張を考慮して
冷間時に楕円やテーパーなど)
になっていますので、
完全暖機までは
各部クリアランスが理想的ではありません。
簡単にいうと暖機中は
隙間の広い部分があるということです
(暖機運転がとても重要な理由です)。
ですから、
安定状態に至るまでのエンジンは、
各部に留まるエンジンオイルの
油膜性能がとても重要で頼りなのです。
僕はクルマを大切に
長く乗っていただきたくて、
ハイマイレージ(多走行)を想定し、
省燃費よりエンジン保護を重視。
スタンダードな
MOTUL H-Tech 100Plus 5W30 に加え、
より強力な
MOTUL 8100 X-cess 5W40(ASEA A3/B4規格)
を推奨しています。
油膜の分厚いエンジンオイルは
金属同士がぶつからない流体潤滑領域
に移行する時間が早く、
摩耗をかなり少なく、
遅らせることができます。
しかし、
先の記事で紹介したように
省燃費性能重視の
超低粘度オイル指定のクルマが増えつつあり、
メーカー指定を無視できなくなってきました…