コロナ対策をやさしい言葉で理解してみよう
日々、学習への投資
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栄養学ニュースレター Issue #371 Mar 1, 2020
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毎日新しい情報があり、その数だけ理解が深まり、私の意見も修正されます。少し前と意見が変わっているということは通常の状態です。悪しからず。いつも時間に追われており、誤字、脱字等ふんだんにあると思います。ご容赦ください。 |
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筆者略歴:阪大在学時に体育会ボディビル部を創部、1980年代より米専門誌マッスル&フィットネスなどの邦訳を担当。 ビバリーヒルズの広告代理店などを経て、1997年にLAN™️ 創立。栄養学リサーチャー。
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この一週間はどうでしたか?
今回はコロナウィルスに対する薬学的な取り組みの様子を平易な言葉で理解することにトライしてみます。
きっと役に立つでしょう。
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いかに邪魔をするか
新型コロナウィルス(2019-nCoV)の対策に関する最新の薬学的な論文を読んでみている。
たまたま分かりやすい論文に出会ったので私を含め普通の人にも分かるようざっと紹介してみる。[1]
新型コロナウィルスは突起(スパイク)を細胞表面にある受容体(ACE2受容体)に接合してそこから細胞内に侵入してくる。
スパイクがカギで受容体が鍵穴のようなイメージだ。
体内での感染防止に関し、見たところ4つの方法が試験されている。
1. ACE2受容体をブロックする蛋白質を使う
卑近な表現を使うと鍵穴を詰まらせるということだ。
細胞表面にあるACE2受容体を蛋白質片で塞いでしまおうとういう椅子取りゲーム的な阻害方法。
これは味噌や多くのプロテインを消化したときに発生するACE2阻害ペプチドの仕組みと同じだ。
従って小さな蛋白片、ペプチドを多量に発生させる食材はショットガン的にターゲットに当たると考えて良さそうだ。
(続く)
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数の論理作戦
2.スパイク蛋白を複製して注入する
カギを複製してばら撒きまくることでコロナウィルスの邪魔をする作戦だ。
コロナウィルスのスパイク蛋白の構造は完全に解明されている。
従ってこのスパイク蛋白をバイオテクノロジーで量産出来れば、無害なスパイクを血中に多数巡らすことによりコロナウィルスが付け入ることが出来るACE2受容体の空きが少なくなるだろうという公算。
この方法の利点は、少し時間が経つと、このスパイク蛋白に対する抗体を身体が作り出すことになるだろうという目論見である。
無害なスパイクに対する抗体も、コロナウィルス本体のスパイクを破壊すると考えられるからだ。
(続く) |
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数の論理作戦その2
3.ACE2受容体を注入する
第二戦法ではカギ(スパイク蛋白)を複製してばら撒いた。
それに加え今度は鍵穴も複製して流し込み、コロナウィルスが付け入ることが出来る本物の鍵穴の数を確率論的に更に少なくしようという作戦だ。
ACE2受容体は人体にあるので昔から構造が知られており、先のSARSの時でも「水溶性のACE2受容体」の投与は功を奏している。
問題は本物のACE2受容体を注入すると、人体がアップレギュレートするかも知れないし、自らの受容体に対しても免疫がアタックし出すかも知れないといった危惧があることだ。
いずれにせよACE2受容体は重要な働きを担っているのでコロナウィルスのために一定期間継続してブロック出来るモノではないし、人為的操作は危険でもある。
(続く)
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PLANT-BASED PROTEIN / 植物性プロテイン
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ミニ抗体作戦
4.ACE2受容体に蛋白質を加える
二個のACE2受容体のレプリカを一つの蛋白質で繋ぎ、Yのカタチにすると小さな抗体のようなモノが出来上がる。
これだとコロナウィルスのスパイクに取り付く機能はそのままで、細胞表面のACE2受容体をブロックせず、長い間体内で効力を発揮し続けるという。
いまのところこの4番目の方策が最も有望視されているらしい。
なるほど、今見てきたような4つの方策を一斉に使えば、かなり有効な対策になりそうだ。
しかしながらこれらの方策は全て「安全」かどうか分からない。
食品由来の方策は安全だと考えられるが、それ以外は未知数だ。
まずは接触を避け、手洗い、うがいを徹底するしか無いだろう。
その上で蛋白質を多目に摂り、よく消化させて、体内をめぐるペプチド量を多くし、ウィルスの邪魔をする。
また、免疫を強くする食品を研究し、発酵食品を毎日摂る。
薬品が出来るまでには相当時間がかかるだろうから我々に出来ることは今挙げたような事柄になってくるだろう。
改めて考えるとこの騒ぎが終わっても、手洗いや免疫強化は日頃からやっていた方がいい。
うん、そうしよう。
(出典に続く)
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出典
1. Kruse RL. Therapeutic strategies in an outbreak scenario to treat the novel coronavirus originating in Wuhan, China
[version 2; peer review: 2 approved].
F1000Research 2020, 9:72 (https://doi.org/10.12688/f1000research.22211.2)
First published: 31 Jan 2020, 9:72 (https://doi.org/10.12688/f1000research.22211.1)
Latest published: 07 Feb 2020, 9:72 (https://doi.org/10.12688/f1000research.22211.2)
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