新型コロナ対策で肝要になってくる栄養 1
日々、学習への投資
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栄養学ニュースレター Issue #378 APR 19, 2020
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毎日新しい情報があり、その数だけ理解が深まり、私の意見も修正されます。少し前と意見が変わっているということは通常の状態です。悪しからず。いつも時間に追われており、誤字、脱字等ふんだんにあると思います。ご容赦ください。 |
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筆者略歴:阪大在学時に体育会ボディビル部を創部、1980年代より米専門誌マッスル&フィットネスなどの邦訳を担当。 ビバリーヒルズの広告代理店などを経て、1997年にLAニュートリションを創立するなど栄養に関する幅広い発信や活動を行っている。
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この一週間はどうでしたか?
今週はコロナウィルス対策において、我々が考える取り組みの第一部です。
感染予防、治療は医学の専門家さんたちが大勢いますから、ここではそれ以外、つまり健常人がどう対応するかを考えていきたいと思います。
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予定されていたリアル・フルーツシュガーの新製品のプロジェクトは原料が十分に確保出来ておらず、確保できるまで持ち越しとなりました。
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現在、食糧事情の逼迫を迎えLANでも保存食を製品化しています。
マッスル・サプライというラインがそれです。
賞味期限は来年の4月ですが、USDAによると「保存状態がよければ未開封で2〜10年保管が効くパウダー」であると言われています。
一度ご覧頂ければと思います。
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新製品シリーズ:マッスル・サプライ
・高品質・無添加の動物性タンパク質
・非常食・保存食として長期間の使用が可能
・よりナチュラルな体感
・食品とサプリメントの中間的な位置づけ
・GMOフリー、USDAの工場で製造
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新製品・VMASS
植物性プロテイン PFC=20:3:6
11種類のアンチオキシダントとMCT |
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抵抗力!ベストセラー・EPIGEN
政府科学者とのコラボ
21種類の成分配合!
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新製品・BCAA/GLN
植物性発酵製法
新しい美味しさのレモンライムとスイカ味 |
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新製品・1WHEY 10LB
人気の1WHEY、ビッグサイズ復活
スクラロース以外オールナチュラル! |
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どこを見つめるか?
まず最初に言っておきたいのはマインドセットの違いである。
有名なF1レーサー、マリオ・アンドレッティの名言で「壁を見るな」というアドバイスがある。
思考は現実化するというのは極端な言い回しだが、自らエネルギーを使って注意を向けた対象と自己の間に何らかの相互関係が生まれることは至って不可避である。
その相互関係は視覚的なものに留まらず、神経的、内分泌的な「反応系」として即座に実在のものとなる。
これを観念的に口語では「作用反作用」と呼ぶ人も多い。
とりわけ、事態が急速に展開している場合、F1レーサーがサーキットを疾走している状況などにおいて、データを抽出し熟考している余地は無い。
瞬間的な情報処理と判断が要求される状況ではどこまで行動を「習慣化」出来るかが勝敗のカギを握るだけでなく時には生死を左右する。
レーサーにとっては見た方向、目をつけた目的地にいち早くたどり着くということが命題であって、それをいかに習慣化するかで思考の速度を遥かに超えた反応系を連綿とこなし続けることが出来るというわけだ。
つまり「壁を見るな」というのは、壁を見ると次の瞬間には壁に激突しているということを意味する。
(続く)
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プロテイン / HIGH QUALITY PROTEIN LINEUP
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INFORMED LINE / インフォームドチョイス認定の施設で製造 |
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メディアに引き込まれてはいけない
こういった習慣化による統率は程度の差こそあれ我々が常に受けているものであり、折を見てリセットしない限り、無意識に非生産的な行為を繰り返すということが起こる。
テクニカルな整合性における「様式美」よりも、目的地の見極めとゴールインを期さなければならない。
つまり健常人が失ってはいけない視点は、健常人としてどう環境変化に対応していくかということである。
新型コロナウィルスの病理や治療法は自分の興味により情報収集と拡散を行っているが、私の専門はそれに基づいてどのような食生活をするか、日常を送るかを考えることである。
自分の能力を伸ばしたり、ポテンシャルを最大限にしたりという話題は、最も重要であるのにほとんど誰も話さない。
習っていないので話せないと表現した方が実像に近いかも知れない。
治療でもリハビリでも無い、マイナス部分をちゃらにするのでも無い、ゼロをイチにするための一つのツールとして栄養を考えられるかどうか。
「専門家」で埋め尽くされた既存メディアでプラスアルファが議論されることは滅多に無い。
パンデミックを生き残ると信じているなら、公共メディアを活用する一方で自分で定期的にリセットしなければならないのはそのマインドセットの部分だ。
(続く) |
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AMINO ACIDS / アミノ酸 最高品質アミノ酸
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免疫システムの保全が問題に
コロナウィルス感染でT細胞(免疫細胞)が破壊されるという報告は多い。
HIV感染ではT細胞に巣食って増殖するが、新型コロナではその報告は無い。
今入ってきている情報の多くからすると全体的な免疫システムの疲弊の一環としてT細胞の減少(死滅)があるように見える。[1,2]
新型コロナウィルスでは炎症性サイトカイン、特にIL-6の増加がT細胞を破壊しているようだ。[3]
(続く)
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PLANT-BASED PROTEIN / 植物性プロテイン
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胸腺のブーストを考えていこう
新型コロナウィルスに感染して死の淵から生還した二人の医師の記事を読むと、どちらのケースでもビタミンC点滴に加えてIL-6抑制薬が使用されている。[4, 5]
当然ながら新型コロナウィルスは目に見えないし治療法も確立していないので「感染した時に跳ね返す力」をどうやってつけるか、を考えるしかない。
現時点ではコロナウィルスの症状が無くなったからといって、次にコロナウィルスに感染しても大丈夫ということになるかどうかは不明だ。
コロナウィルス感染で消費されてしまうとされるT細胞の回復をサポートするには、それが作られる胸腺のサポートが必要不可欠になる。
胸腺の萎縮を防ぐには代謝をアナボリックな状態に保つ必要がある。
アナボリックな状態の逆はカタボリックな状態であり、カタボリズムは主にストレスによって引き起こされる。
従ってカタボリズムで減量を図るような、低炭水化物ダイエットや高脂肪ダイエットは、胸腺のサポートには寄与しにくい。
また女性ホルモンと呼ばれているエストロゲンもストレスシグナルであるため、エストロゲン過多も防止したいところだ。
男性ホルモンを女性ホルモンに変換するアロマターゼという酵素をブロックすることで胸腺の萎縮が防がれるという研究がいくつかある。[6]
続きは来週に書こうと思うが胸腺を維持する、強くするということとグルコース中心の代謝を維持できるかどうかということには密接な関係がある。[7]
(出典に続く)
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出典
1.
Centers for Disease Control and Prevention. Interim Clinical Guidance for Management of Patients with Confirmed 2019 Novel Coronavirus (2019-nCoV) Infection, Updated February 12, 2020. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/clinical-guidance-management-patients.html (Accessed on February 14, 2020).
2.
Clinical Characteristics of 138 Hospitalized Patients With 2019 Novel Coronavirus-Infected Pneumonia in Wuhan, China.
Wang D, Hu B, Hu C, Zhu F, Liu X, Zhang J, Wang B, Xiang H, Cheng Z, Xiong Y, Zhao Y, Li Y, Wang X, Peng Z
JAMA. 2020;
3.
Regeneron and Sanofi Begin Global Kevzara (Sarilumab) Clinical Trial Program in Patients with Severe COVID-19. Regeneron/Sanofi. 2020 Mar 16.
4.
https://www.richmond.com/special-report/coronavirus/a-richmond-doctor-s-dramatic-story-of-covid-19-infection-hospitalization-and-survival/article_750722ad-7918-544d-bc4d-798d456033f6.html
5.
https://www.nytimes.com/2020/04/13/us/coronavirus-doctor-kirkland-padgett.html
6.
THE JOURNAL OF BIOMEDICAL CHEMISTRY Vol. 244, No. 8, Issue of April 25, pp. 2210~2217,1969
7.
Aromatase inhibitors regenerate the thymus in aging male rats
International Journal of Immunopharmacology Volume 14, Issue 4, May 1992, Pages 541-553 |
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免責事項:このNL(ニュースレター)は堀江俊之の個人的見解であり、掲載されている広告主の意見を代表するものではありません。このNLでは、便宜上、堀江俊之が個人的に信用していない原理や定理、用語、現象を用いて、事象を説明することがあります。信用していない理論の多くは「それで説明出来ない事象が多くある」という部類に属し、全く意義の無い理論は少ないです。
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