さて、本題です。
キッチン、リビング、ダイニングと進めて来ました。まだまだ話題はありますが、そろそろ他の部屋に移ります。
◆寝室
次は寝室です。
寝室はベッドを置くのか布団の上げ下ろしで就寝するのかで必要なスペースの大きさが変わります。
「立って半畳、寝て1畳」と言う言葉があるのですがこれは正に言葉の通りで、人が立っている時に必要なスペースは畳にしておよそ半畳ほど、寝て必要になるスペースがおよそ、タタミ1畳分と言われます。
しかし、偏に畳と言っても関東間サイズなのか本間サイズなのかでかなり大きさが違ってきますので、前述の言葉は、今やおよその目安と考える方が良さそうです。
◆ベットでの就寝
成人用ベッドでシングルサイズの場合、2.0m×1.0m程度で検討することが多いですが、壁にピタリと引っ付ける面、ベッドの脇を通り抜ける面などを考慮して部屋の大きさに合わせてレイアウトすることが多いです。
セミダブル、ダブル、クイーン、キングなどと言った順でベッドのサイズが変わります。
◆布団の上げ下ろしでの就寝
布団を敷く場合であっても掛け布団などは畳1枚よりも少し大きいため先の言葉通り6畳部屋に6人も就寝すると、たちまち定員オーバーになります。
◆付随する収納
又、布団を入れるための収納スペースも必要になります。冬布団は特に嵩張るため冬布団に合わせて収納スペースを考える必要がありますね。
これまでお伺いしたケースでは布団の収納方法も様々あり、三つ折りして縦置きすると言う方もいらっしゃいましたし、二つ折して平置きする方もいらっしゃいます。ケースに応じた収納内部のスペースの作り方が重要です。
そして収納内部には布団だけでなく様々な物を納めます。
衣類をどのように納めるのか?ケース収納するのか?ハンガー掛けするのか?そう言った事を考えて収納内部計画をします。
◆朝陽で目覚める
そして、私が寝室を考える上で一番重要視しているのが朝陽で目覚めることが出来るか?と言うことで、敷地や間取りの特性でどうしても東面に窓を設ける事が出来ない事もありますので100%そうしている訳ではありません。
しかし体内時計を正常に機能させようと思えば、やはり朝陽が射す寝室が理想ですね。 |