JANIC通常総会を6月29日（金）に開催し、会員の皆さま約85名にご参加いただきました。今回の総会では、JANICが2030年に向けた戦略方針（S戦略）の中で掲げる“多様な国際協力のアクターが集まるプラットフォーム”実現のために、正会員の要件を改定することを審議し、様々な意見が出されました。

外務省は7月20日（金）に、河野太郎外務大臣の下「ODAに関する有識者懇談会」を開催することを発表しました。この懇談会は、限られた予算の中でODAをこれまで以上に効率的・効果的に活用していく観点からODAに関わる実施主体（NGO、民間団体等）の強化を議論するとされています。ODAとNGOの連携やODA政策については、NGOと外務省・JICAの公式な対話の場である「NGO・外務省定期協議会」「NGO-JICA協議会」で繰り返し取り上げられてきた背景から、本懇談会に対しNGOが提言書を発表しました。

来年日本で開催されるG20サミットに向け、市民社会（Civil Society）として提言活動を行うC20グループが、6月19日（火）に「2019 G20市民社会プラットフォーム」を設立。同日開催の記念シンポジウムには、歴代C20の国際諮問委員会の構成員を務めてきた国際NGO「CIVICUS」のダニー・スリスカンダラヤ事務局長が登壇し、日本の市民社会にメッセージを伝えました。

日本国内で近年進む政府の管理強化やヘイトスピーチなどの排外主義的な言論や社会の雰囲気によりNGOの活動が阻害されない社会の実現を目指し、「市民社会スペースNGOアクションネットワーク（NANCiS：ナンシス）」が、JANICを含む全国7つの地域ネットワークNGOにより設立されました。
NANCiSは秘密保護法対策弁護団および共謀罪対策弁護団と協定を締結し、特定秘密保護法違反でNANCiS構成NGOや職員が検挙された場合は弁護団が弁護を行います。

西日本を襲った記録的な大雨による被害に対し、国内外で災害支援の実績を持つNGOが発災直後から広島県や岡山県、愛媛県を中心に支援を続けています。 　　
現地に必要な支援を届けられるよう、ぜひご協力をお願いします。