麻疹ウイルスをベクターに作成したチクングニヤウイルスに対する弱毒生ワクチン(MV-CHIK)の安全性、効果を検証するため、Phase2、Double-blind RCTを施行した。2016年8月~2017年5月の間、オーストリア、ドイツ内の4ヶ所で18~55歳の健康なボランティアを対象に施行した。263名の参加者をControl(34名), MV-CHIK(195名)、Measle prime群(34名)の3群に分けて接種、評価を行った。。Primary endpointは1-2回接種後、56日でのチクングニヤウイルスに対する中和抗体とした。中和抗体は全てのMK-CHIK接種群で認められた。ワクチン接種のプロトコールによって中和抗体の陽性率は異なったが、1回のワクチン施行では50-93%、2回のワクチン施行では86-100%であった。副作用に関してはMK-CHIK群、コントロール群で差を認めなかった。写真出典:Wikimedia Commons