会社も協会も、
その専門性は細分化されていきます。
そして、
成長とともに、
組織も細分化されていきます。
そうやって、
今の社会はどんどん細分化されていきます。
たとえば、
価値観が異なる他部署ごとで
思い思いに考えます。
それぞれが良かれと思ってやったことも、
ブランディングの視点からすると、
一貫性を欠く原因になることもあります。
ブランドで重要なのは一貫性なので、
ブランドとして確立するのが
難しくなります。
そういうことってよくあります。
マーケティング部と営業部が
協力体制の組織があれば、
うまく部署間の連携が
とれていない組織もあります。
ブランドに関する企画戦略を
実行するには、
あらゆる部署やスタッフを
納得させる必要があります。
それを誰がやるのか?
ブランドの世界観の一貫性。
これが揺らいでは、
なにも達成されません。
いっぽうで、
ブランディングのためには
売上を落としてもいいか?
と問われたら、
答えは、
「絶対にダメ!」
です。
なので、
そのジレンマに戸惑うことが
あるかもしれません。
適切なブランディングを行い、
ブランドをつくり育てていくには、
ブランド全体を見渡し、
ブランドに関するすべてを統括して管理し、
指示できる存在が欠かせないのです。
それをひとりビジネスだったら、
自分がやらなければいけません。
協会だったら、
理事長さんがやらなければいけません。
今の時代は、
ブランド構築は必須。
でも、
ブランディングを真正面に向き合って
できる人は、
本当に少ないのです。
それはとても勇気のいることですが、
強いブランドをつくるには、
どれだけ辛抱強く
ブランディングができたか、
によるところでもあります。
それに気づいた会社や協会は、
ブランド・ディレクターを中心として
スタッフの連携を強化し、
ブランドをつくり、
育てる仕組みを導入しています。
あるいは、
そういう稀有な能力のある人に
頼んでいます。
ブランド・ディレクターは、
ブランドに関するすべてを把握し、
それぞれのパートで
ブランディングが適切に行われるように
管理していきます。
また、
ブランディングが一貫性をもって
なされるように管理し、
調整していきます。
全体を見渡しながら、
指示を出せる“司令塔”のような存在です。
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