「 社員に働く大切さやコンプライアンスを
守らせるためには
規程やルールをいくら言っても無駄である。
そんなことをするくらいなら
どんどん社員を社会貢献的な活動に
参加させた方がよい。
そうすれば、
社員は自然と自己に誇りを持ち、
働くことに意味を見出し、
職場のルールを守るようになる」。
これは山田養蜂所の社長の言葉。
普段自分たちが生活する世界より
もっと広い世界、
つまり、「社会」に目を向け、
そこに自分の身を置いてみることで、
考えさせられ、視野が広がり、
感性のアンテナが研ぎ澄まされます。
きっとこのときに
自問自答が心の中で起きるはずです。
それが一人ひとりの内面を成長させ、
仕事にも良い影響を及ぼします。
行動が自然と変わっていきます。
あえて普段の生活とは異なる世界に
身を置くことで、
自分は社会と繋がっていることに
気づかされます。
「利他」の意味を考える機会になります。
社会貢献活動やボランティア活動は、
やらされ感でやるものではない。
しかし、
リーダーがそれとなく
そういった場へ背中を押してやることも、
ときには必要となってきます。
大切なのは、
目には見えない「内発的なモチベーション」
を起こさせることです。
「外発的モチベーション」は、
頑張ることで物質的な報酬や評価を
得ようとする意欲のこと。
「内発的モチベーション」は、
やっている仕事や遊びの内容自体に
おもしろさや充実感などを感じて、
頑張ろうとする意欲のこと。
じつは、
内発的モチベーションのほうが
集中力が高く、良い結果を出します。
なので、
リーダーはこの内発的モチベーションに
着目する必要があります。
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